皆さん、こんにちは!4Kで蘇る『ウルトラマン』の世界、満喫していますか?
「鑑賞ガイド」第2弾の今回は、第5話から第8話までを徹底的に深掘りしていきます!
ホラーテイストの異色作から、あの大人気怪獣たちがひしめく豪華エピソードまで、見どころ満載のラインナップです。これを読めば、科特隊の活躍とウルトラマンの戦いが、さらに面白くなること間違いなし!
さあ、今回も光の国への冒険に出発しましょう!🚀
第5話「ミロガンダの秘密」- 登場怪獣:怪奇植物 グリーンモンス 🌿
【基本データ】
- 放送日:1966年8月14日
- 登場怪獣:怪奇植物 グリーンモンス(元はミロガンダ)
- 脚本:南川竜
- 監督:円谷一
あらすじ 📖
オイリス島から持ち帰られた謎の植物「ミロガンダ」。その妖しい美しさとは裏腹に、関わった人間が次々とミイラ化する怪事件が発生する。調査を進める科特隊は、ミロガンダが二酸化炭素を吸収し、酸素の代わりに猛毒の気体を放出する食人植物であることを突き止める。そして夜、ミロガンダは巨大な怪獣「グリーンモンス」へと変貌し、都市を襲い始める!
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ じわじわくるSFホラー! 明るい怪獣退治とは一線を画す、不気味でミステリアスな雰囲気が魅力。夏の夜に見るのにピッタリ(?)なエピソードです。
- ✅ 美しくも恐ろしい怪獣! ユリの花のような姿をしたグリーンモンス。その優雅な見た目と、人間を襲う恐ろしさのギャップがたまりません。
- ✅ 科特隊の科学調査! 怪事件の謎を科学の力で解き明かしていくプロセスが丁寧に描かれており、サスペンスドラマとしても楽しめます。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- 🤫 ハヤタ、痛恨のミス! この回でハヤタは、ウルトラマンに変身しようとして焦るあまり、ベーターカプセルを床に落としてしまいます! これはNGシーンではなく、緊迫感を高めるための演出としてそのまま採用された、シリーズ屈指の有名なシーンです。
- 🤖 操演怪獣! グリーンモンスは着ぐるみではなく、複数のスタッフがワイヤーなどで操る「操演」という手法で動かされています。そのため、植物らしいしなやかで独特な動きを実現しています。4Kでその繊細な動きに注目!
- 🤔 本当にこれでいいのか!? ウルトラマンは猛毒の花粉をまき散らすグリーンモンスを、スペシウム光線で「燃やして」倒します。……猛毒、燃やして大気中に拡散させちゃって大丈夫だったの!?と、昔からファンの間で語り草になっています。
第6話「沿岸警備命令」- 登場怪獣:海獣 ゲスラ 🍫
【基本データ】
- 放送日:1966年8月21日
- 登場怪獣:海獣 ゲスラ
- 脚本:南川竜
- 監督:飯島敏宏
あらすじ 📖
ブラジルから輸送されたカカオ豆の貨物に紛れ込み、東京湾に怪獣ゲスラが出現!ゲスラは甘いカカオ豆が大好物で、港の倉庫を襲撃する。折しも、東京では国際会議が開催される直前。科特隊は沿岸警備の命令を受け、ゲスラを海上へ追い返そうと奮闘するが、ゲスラの背中のトゲには猛毒があり、苦戦を強いられる。ウルトラマンは、港の平和を取り戻せるか!
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ リアルな港の攻防戦! 港湾施設や倉庫のミニチュアが非常に精巧で、まるで本物のドキュメンタリーのような迫力があります。
- ✅ チョコレート怪獣!? 怪獣の好物が「カカオ豆」というユニークな設定。子供心に「チョコレートの原料が怪獣に!」とワクワクさせられます。
- ✅ 意外な弱点! カカオの産地で生まれ育ったためか、ゲスラの弱点はなんと「真水」。海から上がると弱ってしまうという皮肉な設定が物語の鍵を握ります。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- ♻️ またも改造スーツ! ゲスラの着ぐるみは、『ウルトラQ』に登場したナメクジ怪獣「ピーター」の改造。面影を探してみるのも面白いかもしれません。4K画質なら発見できるかも!?
- 🩸 ウルトラマン、意外とエグい! ウルトラマンはゲスラとの戦いで、猛毒のある背びれを力づくでむしり取ります! ヒーローらしからぬ、かなりパワフルでワイルドな戦い方です。
- 👨✈️ イデ隊員の苦悩。 新兵器開発に情熱を燃やすイデ隊員が、自分の作った兵器が効かないことに苦悩する姿が描かれます。彼の人間味あふれるキャラクターが垣間見える回でもあります。
第7話「バラージの青い石」- 登場怪獣:磁力怪獣 アントラー 💎
【基本データ】
- 放送日:1966年8月28日
- 登場怪獣:磁力怪獣 アントラー
- 脚本:山田正弘、金城哲夫
- 監督:実相寺昭雄
あらすじ 📖
中近東の砂漠地帯で、突如として幻の街「バラージ」が出現。調査に向かった科特隊のビートルは、強力な磁力光線を放つ怪獣アントラーによって墜落させられてしまう。バラージの民は、アントラーを「悪魔の使者」と恐れ、「ノアの神」の伝説に救いを求めていた。ウルトラマンはアントラーの強力な磁力光線の前に大苦戦!その時、バラージの王女チャータムが持つ「青い石」が奇跡を起こす!
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ 異国情緒あふれる舞台! いつもの日本の都市とは全く違う、砂漠の中の古代都市というロケーションが新鮮。アラビアンナイトのような雰囲気が漂います。
- ✅ スペシウム光線が効かない! アントラーは、ウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線を磁力バリアで防いでしまうほどの強敵。ウルトラマンの絶体絶命のピンチにハラハラドキドキ!
- ✅ フジ隊員が一人二役! 科特隊のフジ・アキコ隊員を演じる桜井浩子さんが、バラージの王女チャータム役も演じています。そのミステリアスな美しさは必見です!
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- 🎥 実相寺アングル炸裂! この回は、のちに数々の名作を生み出す実相寺昭雄監督の初登板回! 極端なローアングルや魚眼レンズを使った独特のカメラワーク、影を強調した照明など、後の「実相寺アングル」と呼ばれる演出が随所に見られます。映像表現に注目です!
- 👤 ウルトラマン=神様? バラージの民はウルトラマンを伝説の「ノアの神」と呼びます。ヒーローとしてだけでなく、神話的な存在として描かれるウルトラマン像が非常に興味深いエピソードです。
- 🦗 最強デザイン怪獣! クワガタムシをモチーフにしたアントラーのデザインは、シリーズ屈指のかっこよさ!4Kの高画質で、そのフォルムの美しさを堪能してください。
第8話「怪獣無法地帯」- 登場怪獣:レッドキング、ピグモン他 🏝️
【基本データ】
- 放送日:1966年9月4日
- 登場怪獣:どくろ怪獣 レッドキング、友好珍獣 ピグモン、地底怪獣 テレスドン、有翼怪獣 チャンドラー
- 脚本:金城哲夫
- 監督:円谷一
あらすじ 📖
謎の怪光現象を調査中、太平洋上の多々良島に不時着した科特隊。そこは、凶暴な怪獣たちが互いに争い合う、まさに「怪獣無法地帯」だった!科特隊は、人間を助けようとする小さな怪獣「ピグモン」と出会う。しかし、島の支配者である怪獣レッドキングが出現し、ピグモンに危機が迫る。科特隊とウルトラマンは、この恐怖の島から脱出できるのか!?
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ 夢の怪獣オールスター戦! 複数の怪獣が次々と登場し、バトルロイヤルを繰り広げる超豪華な回!子供たちが夢見た光景がここにあります。
- ✅ レッドキングの衝撃! 圧倒的なパワーと、岩を投げつける凶暴さで他の怪獣を圧倒するレッドキング。その強烈なキャラクターは一見の価値あり!
- ✅ ピグモンの悲劇に涙…😭 シリーズ屈指の人気マスコット、ピグモンの初登場回。健気で勇敢なその姿と、悲しい運命に胸を打たれます。ハンカチのご用意を…。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- ⚡️ チャンドラーの悲劇! レッドキングと戦う翼の生えた怪獣チャンドラー。この翼は『ウルトラQ』のペギラの流用なのですが、レッドキングにあっさりと翼をもぎ取られてしまいます! レッドキングの強さを見せつける、あまりにも有名なシーンです。
- 🏞️ 冒険活劇の楽しさ! 怪獣との戦いだけでなく、科特隊メンバーが未知の島を探検する冒険ドラマとしての側面も非常に面白い回です。ジャングルを進む彼らの姿は、まるで探検隊のよう!
– 🗣️ ピグモンの声の秘密! ピグモンのかわいらしい声は、実は人間の声を録音したテープを逆回転させて作られています。
いかがでしたか?
個性豊かな怪獣と、深まる物語の世界。4K放送で何度でも見返したくなりますね!
次回は、第9話「電光石火作戦」から!
あのネロンガが改造されて再登場!?ウランをめぐる攻防戦を解説します。どうぞお楽しみに!👋