皆さん、こんにちは!4K『ウルトラマン』鑑賞ガイド、第6弾をお届けします!物語もいよいよ中盤に差し掛かり、ますます目が離せなくなってきましたね!
今回の第21話から第24話は、ウルトラマンの登場に頼るだけでなく、科学特捜隊のメンバー一人ひとりの活躍や葛藤が色濃く描かれるエピソードが満載です。ヒーローの背後にいる人間たちのドラマに、きっと胸が熱くなるはずです。
さあ、今回も科特隊と共に、地球の平和を守る戦いの記録を追体験しましょう!🚀
第21話「噴煙突破せよ」- 登場怪獣:毒ガス怪獣 ケムラー ☠️
【基本データ】
- 放送日:1966年12月4日
- 登場怪獣:毒ガス怪獣 ケムラー
- 脚本:南川竜
- 監督:満田かずほ
あらすじ 📖
大武山の火山が噴火し、有毒な火山ガスが発生。その影響で、付近の動物たちが巨大化し、ついには怪獣「ケムラー」が出現する。ケムラーは口から破壊光線、そして背中のコブから猛毒ガスをまき散らし、救助活動を行う科特隊を苦しめる。ハヤタは負傷し、絶体絶命の状況でウルトラマンに変身!しかし、毒煙が充満する中での戦いは、ウルトラマンのエネルギーを著しく消耗させる…!
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ 科特隊、主役級の大活躍! 今回はウルトラマンの登場シーンが比較的短く、その分、科特隊の救助活動やケムラーとの攻防がじっくりと描かれます。彼らのプロフェッショナルな活躍ぶりに注目です。
- ✅ 意外な弱点! ケムラーの最大の武器は背中のコブから出る毒ガスですが、そこが同時に最大の弱点でもあります。ウルトラマンがどうやってその弱点を突くのか、戦いの駆け引きが見どころです。
- ✅ リアルな火山噴火の特撮! ミニチュアで再現された火山の噴火シーンは、本物と見紛うほどの迫力。4Kの高精細映像で、そのディテールを堪能してください。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- ❤️ 心臓が弱点! ケムラーの弱点は背中のコブにある「第二の心臓」。科特隊が開発した「マッド・バズーカ」がこの心臓を破壊し、ウルトラマンの勝利に繋がります。ヒーローと人間の見事な連携プレイです。
- 🗣️ ケムラーの名前の由来。 「ケムラー」という名前は、もちろん「煙」から来ています。その名の通り、毒煙を武器にする厄介な怪獣です。
- 🏃 イデ隊員の成長。 以前は自分の兵器が効かないことに落ち込んでいたイデ隊員が、今回は自ら危険な任務に志願し、ケムラーの弱点を発見する大活躍を見せます。彼の成長ぶりに胸が熱くなります。
第22話「地上破壊工作」- 登場怪獣:地底怪獣 テレスドン(再登場) 🚇
【基本データ】
- 放送日:1966年12月11日
- 登場怪獣:地底怪獣 テレスドン
- 脚本:山田正弘
- 監督:野長瀬三摩地
あらすじ 📖
世界各地で謎の地上陥没事件が頻発。それは、かつて地球を侵略しようとした地底人による、新たな地上破壊工作だった。地底人は、第8話でウルトラマンに倒された怪獣テレスドンを再生・強化し、地上へ送り込む。科特隊は、これ以上の被害を食い止めるため、地底人の本拠地へと潜入する危険な作戦に挑む。ハヤタは、仲間たちを救うために変身を決意する!
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ スパイアクションのような展開! 今回は怪獣との戦いだけでなく、科特隊が地底人の基地に潜入し、破壊工作を行うスパイ映画のようなスリリングな展開が楽しめます。
- ✅ ムラマツキャップのリーダーシップ! 隊員たちに的確な指示を出し、自らも危険な任務に赴くムラマツキャップの頼もしさが際立ちます。彼のリーダーシップなくして、この作戦の成功はありませんでした。
- ✅ パワーアップしたテレスドン! 再登場したテレスドンは、以前よりも凶暴性が増し、ウルトラマンを苦しめます。夜のビル街での再戦は、光と影のコントラストが美しく、迫力満点です。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- 🤫 地底人の正体は? 劇中で地底人の顔ははっきりと映りません。不気味な声と影だけで存在が示唆され、得体の知れない恐怖を煽る演出が見事です。
- ✨ ウルトラマンの新技! ウルトラマンはテレスドンに対し、手からリング状の光線を放つ「ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)」を初めて使用します。スペシウム光線とはまた違った切れ味鋭い必殺技です。
- 🤔 なぜテレスドン? なぜ地底人は、一度敗れたテレスドンをわざわざ再生させたのでしょうか? ファンの間では「他に使える怪獣がいなかった」「改造しやすかった」など、様々な説が飛び交っています。
第23話「故郷は地球」- 登場怪獣:棲星怪獣 ジャミラ 🎖️
【基本データ】
- 放送日:1966年12月18日
- 登場怪獣:棲星怪獣 ジャミラ
- 脚本:佐々木守
- 監督:実相寺昭雄
あらすじ 📖
世界各国の首脳が集まる国際平和会議の会場を、見えないロケットが次々と襲撃する。犯人は、かつて宇宙開発競争の犠牲となり、見捨てられた宇宙飛行士「ジャミラ」だった。水の無い惑星で生き延びるうちに、彼は怪獣のような醜い姿へと変貌し、自分を見捨てた地球人への復讐を誓ったのだ。科特隊は出撃するが、イデ隊員は「ジャミラも元は人間だ」と攻撃をためらう…。
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ ウルトラマン史に残る、悲劇の問題作。 人間のエゴが生み出した怪獣の悲劇を描いた、シリーズ屈指の名作。単なる勧善懲悪では終わらない、深いメッセージ性が胸に突き刺さります。
- ✅ イデ隊員の慟哭! 「犠牲者はいつもこうだ。文句だけは美しいけれど…」。ジャミラの正体を知り、涙ながらに訴えるイデ隊員のセリフは、この物語の核心を突いています。彼の人間的な苦悩に注目です。
- ✅ 実相寺演出の冴え。 国際会議の偽善的な雰囲気、ジャミラの故郷である村の風景、そして水に弱いジャミラが断末魔の叫びを上げるシーンなど、実相寺監督の風刺と詩情に満ちた演出が光ります。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- 💧 水が弱点という悲劇。 地球人でありながら、地球に最も満ちあふれている「水」が弱点になってしまったジャミラの悲劇性。ウルトラマンがウルトラ水流でとどめを刺すシーンは、あまりにも残酷で、しかし他に方法がなかったという無情さを感じさせます。
- 🇺🇳 万国旗の意味。 ジャミラが断末魔に破壊しようとする万国旗は、彼が見捨てられた原因である「国家間の競争」の象徴。彼の無念さが凝縮された、強烈な皮肉に満ちたシーンです。
- 🪦 最後の慰霊。 物語のラスト、ジャミラの墓標には「人類の夢と科学の発展のために死んだ一人の男の魂がここに眠る」と記されます。これは、物語のテーマを総括する、重く、そして美しい締めくくりです。
第24話「海底科学基地」- 登場怪獣:深海怪獣 グビラ ⚓️
【基本データ】
- 放送日:1966年12月25日
- 登場怪獣:深海怪獣 グビラ
- 脚本:南川竜
- 監督:満田かずほ
あらすじ 📖
日本の海底に、最新鋭の「海底科学センター」が建設された。しかし、その開所式典の直前、ドリル状の鼻を持つ怪獣「グビラ」が出現し、センターを襲撃する。ホシノ少年を含むセンターの職員たちは、内部に取り残されてしまった。科特隊は、特殊潜航艇S号を駆って救出作戦を開始するが、グビラの強力なドリル攻撃に苦戦。ウルトラマンは、海の底で人々を救えるのか!
見どころ&鑑賞ポイント ✨
- ✅ スリリングな海底レスキュー! 海底基地という閉鎖空間での救出劇は、パニック映画のようなスリルとサスペンスに満ちています。
- ✅ 水中での特撮! ウルトラマンとグビラの水中戦は、本作の見どころの一つ。水を使った特撮は非常に手間がかかりますが、その分、独特の浮遊感と迫力ある映像が楽しめます。
- ✅ ホシノ少年の勇気! いつもはマスコット的な存在のホシノ少年が、今回は取り残された人々と協力し、危機を乗り越えようと奮闘します。彼の成長した姿に注目です。
【マニアック鑑賞ポイント】🕵️♂️
- DRILL ドリル怪獣の魅力! グビラの最大の特徴は、何と言っても鼻先の巨大なドリル。岩盤を砕き、ウルトラマンの体をも貫こうとするその威力は絶大。男の子の心をくすぐるロマンあふれる怪獣です。
- 💦 ウルトラマン、ずぶ濡れ! 水中での撮影は、当然ながらウルトラマンのスーツもずぶ濡れになります。4Kの高画質なら、スーツに滴る水滴まではっきりと見え、水中戦のリアルさを一層引き立てます。
- 🤔 グビラは悪くない? グビラは元々深海で静かに暮らしていただけで、人間が彼のテリトリーに海底センターを建設したことが事件の引き金になっています。これもまた、人間の活動が怪獣を呼び覚ましてしまうという、シリーズ共通のテーマが描かれています。
いかがでしたか?
科特隊の活躍と、科学の進歩がもたらす光と影。ますます物語の深淵に引き込まれていきますね。
次回は、いよいよ伝説のエピソード第25話「怪彗星ツイフォン」から!
あの怪獣とあの怪獣が、東京で激突します!どうぞお楽しみに!👋