【全話徹底解説】ウルトラマンが100倍楽しくなる鑑賞ガイド!第1話~第4話編 🚀

ウルトラマン誕生60周年 アニメ・特撮

皆さん、こんにちは!先日ご紹介した4Kリマスター版『ウルトラマン』、いよいよ今日から放送が始まりましたね!

「でも、ただ見るだけじゃもったいない!」
「どうせなら、もっと深く物語を味わいたい!」

そんなあなたのための新企画がスタートします!🎉 このブログでは、放送に合わせて『ウルトラマン』全39話を1話ずつ徹底的に深掘りしていきます。ストーリーの振り返りはもちろん、初心者向けの見どころから、「そこまで見る!?」と言われそうなマニアックな鑑賞ポイントまで、愛を込めて解説!

これを読めば、あなたも立派なウルトラマン博士に!👨‍🎓
さあ、記念すべき第1話から、光の国の物語へ旅立ちましょう!


第1話「ウルトラ作戦第一号」- 登場怪獣:宇宙怪獣ベムラー ☄️

【基本データ】

  • 放送日:1966年7月17日
  • 登場怪獣:宇宙怪獣 ベムラー
  • 脚本:関沢新一、金城哲夫
  • 監督:円谷一

あらすじ 📖

科学特捜隊のハヤタ隊員は、青い球体を追跡中に赤い球体と衝突し、命を落としてしまう。その赤い球体の正体は、M78星雲から怪獣ベムラーを追ってきた宇宙人だった。彼は自らの命をハヤタに与えて一体化し、地球の平和のために戦うことを誓う。一方、逃げ込んだ竜ヶ森湖から再び姿を現したベムラーに、科学特捜隊は苦戦を強いられる。その時、ハヤタは閃光と共に巨大な銀色の巨人へと変身する!

見どころ&鑑賞ポイント ✨

  • 伝説の始まり! 全ての原点である第1話。ウルトラマンとハヤタの運命的な出会いは、何度見ても胸が熱くなります。
  • 科特隊メカ発進! ジェットビートルや特殊潜航艇S号など、未来感あふれるメカニックのデザインにしびれます!4Kの鮮明な映像で、そのディテールをじっくり観察してみてください。
  • 初代怪獣ベムラー! ウルトラマンが最初に戦った記念すべき怪獣。どこか愛嬌のある顔つきと、凶悪さを併せ持つデザインは秀逸です。

【マニアック鑑賞ポイント】🕵️‍♂️

  • 🔬 Aタイプのスーツに注目! 初期のウルトラマンのスーツは「Aタイプ」と呼ばれ、ラテックス製でシワが多く、口元が少し動くのが特徴。4Kの高画質で、その生々しい質感をぜひ確認してみてください!
  • 🤔 作戦名は皮肉? サブタイトルは「ウルトラ作戦第一号」ですが、実は科特隊のこの作戦は失敗に終わっています。ウルトラマンという未知の力に頼らざるを得なかった、という人間側の限界を示す深いタイトルなのです。
  • 🗣️ ウルトラマンの声! この回、ウルトラマンは「シュワッチ!」などの掛け声を発しません。謎めいた存在として描かれている演出がたまりませんね。

第2話「侵略者を撃て」- 登場宇宙人:宇宙忍者バルタン星人 👽(V)o\o(V)

【基本データ】

  • 放送日:1966年7月24日
  • 登場宇宙人:宇宙忍者 バルタン星人
  • 脚本:千束北男(飯島敏宏)
  • 監督:飯島敏宏

あらすじ 📖

故郷の星を核実験で失い、新たな移住先を求めて宇宙を放浪するバルタン星人が地球に飛来。彼らの持つ高度な科学力と「20億3千万」という膨大な人口に、科学特捜隊は戦慄する。交渉は決裂し、バルタン星人は侵略を開始。ビルに映る巨大な影、そして不気味な笑い声が街に響き渡る。ハヤタはウルトラマンに変身し、最強の宇宙忍者に立ち向かう!

見どころ&鑑賞ポイント ✨

  • 超人気宇宙人、初登場! 「フォッフォッフォッ」という笑い声、巨大なハサミ、分身の術…。バルタン星人のキャラクターは、この時点でほぼ完成されています。まさにシリーズを象徴するスターの誕生です!
  • スペシウム光線、初披露! ウルトラマンの代名詞ともいえる必殺技「スペシウム光線」が、その名を轟かせたのがこの回です。(※第1話でも使用していますが、名称が出たのはここから)
  • シリアスなSFドラマ! ただの怪獣退治ではなく、「異星人との対話と決裂」という重厚なテーマを描いています。子供向け番組の枠を超えたストーリーは必見です。

【マニアック鑑賞ポイント】🕵️‍♂️

  • ✂️ ハサミの秘密! バルタン星人の印象的なハサミは、実は当時市販されていた「作業用マジックハンド」を改造したもの。低予算の工夫が、唯一無二のデザインを生み出した好例です。
  • 🌃 夜間戦闘の美学! 飯島監督の演出による、夜のビル街での戦闘シーンは光と影のコントラストが絶妙。4KのHDR技術で、その映像美がさらに際立ちます。
  • 🗣️ 衝撃のセリフ! アラシ隊員の「こいつら、火星(マーズ)ってやつを知らねえのか!」というセリフ。火星のスペルは「MARS」ですが、これは「核兵器」を意味する隠語とも言われており、物語のテーマ性を深めています。

第3話「科特隊出撃せよ」- 登場怪獣:どくろ怪獣ネロンガ ⚡️

【基本データ】

  • 放送日:1966年7月31日
  • 登場怪獣:どくろ怪獣 ネロンガ
  • 脚本:山田正弘
  • 監督:飯島敏宏

あらすじ 📖

古井戸に潜んでいた怪獣が、発電所の電気を吸収して巨大化! 透明になる能力を持つこの怪獣「ネロンガ」に、科学特捜隊の攻撃は全く通用しない。街の電力を次々と奪い、暴れまわるネロンガ。子供を助けようとしたフジ隊員の危機に、ハヤタはウルトラマンに変身!姿が見えない強敵を、どうやって倒すのか!?

見どころ&鑑賞ポイント ✨

  • 透明怪獣のサスペンス! 姿が見えない敵が、足音や地響きだけで迫ってくる恐怖演出が見事。姿を現した瞬間のインパクトは絶大です!
  • パワーファイト炸裂! ウルトラマンがネロンガの巨大な角を掴み、力任せにへし折るシーンは迫力満点!これぞ怪獣プロレスの醍醐味です。
  • 電気を食べる怪獣! 怪獣の生態に「電気を主食とする」というユニークな設定を加えたことで、物語に深みと面白さが生まれています。

【マニアック鑑賞ポイント】🕵️‍♂️

  • ♻️ 着ぐるみ改造の歴史! ネロンガの着ぐるみは、実は『ウルトラQ』に登場した「バラゴン」の改造。そしてこの後、さらに「マグラー」「ガボラ」へと改造されていきます。当時の円谷プロの予算事情と、クリエイターの工夫の結晶です。4Kでその改造の痕跡を探すのも一興かも?
  • 👦 星野くん大活躍! 科特隊本部に自由に出入りする少年・星野くん。彼の存在が、物語に子供目線のワクワク感を加えてくれています。
  • ⚡️ 放電エフェクト! ネロンガが鼻先の角から放つ電撃や、ウルトラマンのスペシウム光線など、光学合成によるエフェクトがふんだんに使われています。4Kで見ると、その手作り感あるアナログな温かみがまた良い味を出しています。

第4話「大爆発五秒前」- 登場怪獣:海底原人ラゴン 💣

【基本データ】

  • 放送日:1966年8月7日
  • 登場怪獣:海底原人 ラゴン
  • 脚本:金城哲夫
  • 監督:円谷一

あらすじ 📖

台風の影響で、6発もの原子爆弾を搭載したまま海底に沈んだロケット「おおとり」。その爆弾の一つが、海底原人ラゴンの手に渡ってしまう。放射能の影響で巨大化したラゴンは、赤ん坊の泣き声に誘われるように地上へ上陸し、港で暴れ始める。原子爆弾の起爆装置が作動し、タイムリミットが迫る!ウルトラマンは、大爆発を阻止できるのか!?

見どころ&鑑賞ポイント ✨

  • 悲劇の怪獣ラゴン。 『ウルトラQ』にも登場したラゴンですが、今回は人間の科学が生んだ放射能によって巨大化した悲劇の存在として描かれます。我が子を探し求めるかのような姿は、ただの怪物ではなく、同情を誘います。
  • 核の脅威というテーマ。 娯楽作でありながら、原子爆弾の恐怖という非常にシリアスで社会的なテーマを扱った名エピソード。ウルトラマンの物語の奥深さを感じさせます。
  • タイムリミットの緊張感! 「大爆発5秒前」のタイトル通り、時限爆弾が刻むカウントダウンが最高のサスペンスを生み出しています。ウルトラマンの迅速な判断と行動から目が離せません!

【マニアック鑑賞ポイント】🕵️‍♂️

  • 👩 女性が演じた怪獣! この巨大ラゴンを演じたのは、なんと女優の泉芙美子さん。そのためか、他の怪獣にはない、しなやかでどこか物悲しい動きが特徴的です。
  • 💦 ウェットな質感! 海から上がってきたラゴンの、濡れた皮膚の質感が非常にリアル。4Kの高精細映像なら、そのぬめり感まで伝わってきそうです。
  • 🙏 感謝のシーン。 事件解決後、科特隊の面々が空に去っていくウルトラマンに向かって敬礼する、シリーズでも珍しいシーンがあります。人間とウルトラマンの間に、確かな信頼関係が芽生えた瞬間です。

いかがでしたか?
今回はシリーズの礎を築いた、重要なエピソード4本をご紹介しました。4K放送で、ぜひ新たな発見をしてみてください!

次回は、第5話「ミロガンダの秘密」から!
緑色の植物怪獣が登場する、ちょっと不気味なエピソードを解説します。どうぞお楽しみに!👋

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