知ってる?半年の穢れをリセット!「夏越の祓」で運気アップ✨茅の輪くぐりと絶品和菓子の楽しみ方

茅の輪くぐり 季節の歳時記

あっという間に1年の半分が過ぎ去ろうとしていますね…!📅

「なんだか最近ツイてないな…」「知らず知らずのうちに疲れやモヤモヤが溜まっているかも…」と感じている方はいませんか?

そんなあなたにピッタリなのが、日本の古き良き伝統行事「夏越の祓(なごしのはらえ)」です!

この記事では、半年の穢れ(けがれ)を祓い清め、心身ともにリフレッシュできる夏越の祓の魅力と楽しみ方を、わかりやすくご紹介します。これを読めば、あなたもきっと神社へ足を運びたくなりますよ♪

⛩️ そもそも「夏越の祓」ってなあに?

まずは基本から!夏越の祓がどんな行事なのか、見ていきましょう。

📜 半年の穢れをリセットする大切な日

夏越の祓(なごしのはらえ)とは、毎年6月30日に全国の神社で行われる神事です。

1年のちょうど折り返し地点であるこの日に、
上半期の半年間を無事に過ごせたことへの感謝
知らず知らずのうちに溜まった罪や穢れのお祓い
を目的としています。

この神事を通して心と体を清め、残り半年の無病息災を祈る、日本人にとって大切な節目なんです✨

その歴史はとても古く、平安時代に宮中で行われていた「大祓(おおはらえ)」が起源。やがて庶民にも広まり、今では日本の夏の風物詩として親しまれています。

🙏 年に二度の「大祓式」のひとつ

夏越の祓は、年に2回(6月と12月)行われる「大祓式(おおはらえしき)」のひとつです。

  • 6月30日:夏越の祓(なごしのはらえ)
  • 12月31日:年越の祓(としこしのはらえ)

どちらも、私たち日本人が古くから大切にしてきた「祓い」の精神に基づいています。

神事では、後ほど詳しくご紹介する「茅の輪(ちのわ)くぐり」のほかに、「形代(かたしろ)」という人の形をした紙に自分の名前や年齢を書き、息を吹きかけて罪や穢れを移して川や海に流す儀式も行われます。

自分の身代わりとなって、穢れを持っていってくれるなんて、ありがたいですよね😌

💧 別名「水無月祓」の由来とは?

夏越の祓は、「水無月祓(みなづきはらえ)」とも呼ばれます。

これは旧暦の6月が「水無月」だったから。名前の由来は「水の無い月」ではなく、田んぼに水を引く「水の月」というのが有力な説です。

そして、この時期に食べられる和菓子「水無月」とも深い関わりがあります。このお話は、また後でじっくりと…😋

🌿 夏越の祓のハイライト!「茅の輪くぐり」

夏越の祓といえば、やっぱりコレ!大きな輪っかをくぐる「茅の輪くぐり」について、その秘密と正しい作法をご紹介します。

❓ 茅の輪ってなんだろう?

茅の輪(ちのわ)とは、茅(ちがや)というイネ科の植物で編んだ大きな輪のこと。

その由来は日本神話にあります。
旅をしていたスサノオノミコト(素戔嗚尊)が、ある村で宿を探していました。裕福な兄は断り、貧しい弟の蘇民将来(そみんしょうらい)は、粗末ながらも心からスサノオノミコトをもてなしました。

後日、スサノオノミコトは蘇民将来へのお礼として、「これから疫病が流行るが、茅で輪を作って腰につけていれば助かるだろう」と教えました。その教えを守った蘇民将来の一家だけが、疫病から免れたというお話です。

この神話から、茅の輪は災厄から身を守るシンボルとされ、輪をくぐることで心身を清め、無病息災を祈るようになったのです。

🚶‍♀️🚶‍♂️【これで完璧!】正しい茅の輪のくぐり方

せっかくなら、正しい作法でくぐりたいですよね。神社によって多少の違いはありますが、一般的には「8の字」を描くように3回くぐります。

Step 1: 輪の前で一礼し、左足から輪をくぐり、左へ回って正面に戻る。
Step 2: 再び一礼し、右足から輪をくぐり、右へ回って正面に戻る。
Step 3: もう一度一礼し、左足から輪をくぐり、左へ回って正面に戻る。
Step 4: 最後に、輪の正面に立ち一礼してから、神前へ進みお参りします。

くぐる際には、心の中で下の和歌を唱えると良いとされています。

「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶというなり」
(みなづきの なごしのはらえ するひとは ちとせのいのち のぶというなり)

意味は「6月に夏越の祓をする人は、千年も長生きするといわれていますよ」というもの。ぜひ覚えておいてくださいね!

🍡 厄払いの和菓子「水無月」も忘れずに!

夏越の祓のもうひとつのお楽しみが、この時期限定の和菓子「水無月(みなづき)」です!

😋 「水無月」ってどんなお菓子?

水無月は、ういろう生地の上に甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けた和菓子です。それぞれの形や素材には、ちゃーんと意味があるんですよ。

  • 三角形のういろう ▶️ 暑さを乗り切るための氷のかけらを表現🧊
  • 上に乗った小豆 ▶️ 魔除け・厄除けの意味が込められています👹

ひんやりモチモチとした食感が、夏の始まりにぴったりです!

📜 なぜ「水無月」を食べるようになったの?

昔、氷は超がつくほどの高級品!庶民の口にはなかなか入りませんでした。

そこで、宮中の人々が夏バテ防止に氷を食べていた風習を真似て、「氷に似せたお菓子」として作られたのが水無月の始まりと言われています。

「本物の氷は食べられないけど、お菓子で気分だけでも涼やかに、そして元気に夏を乗り切ろう!」という、昔の人の素敵な知恵と祈りが詰まったお菓子なのです。

🏬 京都で食べたい!おすすめ水無月

和菓子どころの京都では、この時期になると多くの和菓子屋さんの店頭に水無月が並びます。神社参拝の帰りに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

  • 京菓匠 鶴屋吉信:老舗ならではの上品な味わい。
  • 出町ふたば:豆餅が有名ですが、水無月も絶品です。
  • 仙太郎:素材にこだわった、力強い味わいが人気。

お店によってういろうの食感や小豆の甘さが違うので、食べ比べてみるのも楽しいですよ♪

💡 夏越の祓を120%楽しむためのポイント

最後に、夏越の祓をより楽しむためのポイントをQ&A形式でご紹介します!

Q. いつ、どこに行けばいいの? 混雑は?

A. 夏越の祓の神事は6月30日に行われますが、茅の輪は6月中旬頃から7月上旬頃まで設置している神社が多いです。

30日当日は混雑が予想されるので、ゆっくりお参りしたい方は、平日の昼間や、少し時期をずらして訪れるのがおすすめ!

京都の八坂神社北野天満宮下鴨神社などが有名ですが、お近くの氏神様でも行われていることが多いので、ぜひ調べてみてくださいね🔍

Q. 服装に決まりはある?

A. 厳格な決まりはありませんが、神様にご挨拶に行く場です。Tシャツやジーンズでも問題ありませんが、露出の多い服装やラフすぎる格好は避け、清潔感のある服装を心がけると良いでしょう👕✨

Q. 家族やカップルでの楽しみ方は?

A. お子さんにはスサノオノミコトの神話を話してあげると、興味を持ってくれるかもしれませんね!カップルや友人と一緒に、参拝後に水無月を食べ比べたり、限定の御朱印をいただくのも素敵な思い出になりますよ💕

まとめ

今回は、半年の穢れを祓い清める「夏越の祓」についてご紹介しました。

茅の輪をくぐって心身をリセットし、美味しい水無月で厄払い。なんだか、残り半年も良いことがありそうな気がしてきませんか?😊

6月30日は、ぜひお近くの神社へ足を運んで、この日本の素敵な伝統行事に参加してみてくださいね。きっと清々しい気持ちで、夏のスタートを切れるはずです!

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